木を読む

私が大工さんに憧れたのは小学校4年生か5年生のころだったと思います。

そのころ家をたてかえていて学校からかえると、大工さんがすることをじっとみていました。木の香りと職人さんの技のなかにいると楽しくて楽しくてしかたがありませんでした。
ただし近くで見る事が許されたのはお茶の時間の前後だけでした。あとは母から邪魔してはいけないと釘をさされていました。
ときどき若い大工さんはこっそりと道具の使いかたなどを教えてくれました。
線を引く墨壺は魔法の道具のように感じていました。あまりにジッと魅入っているとその若い大工さんが見かねて一本の線をひかせてくれました。パシッとはじいたその感触がいまでも忘れられません。

先日つみき設計施工社の4人と黒板名札をつくろうと話をさせていただきました。

その時間は小学生のときの墨壷で線を引かせてもらったときのような時間でした。
木を見ればわかるでしょって、ニッコリと笑われても素人の私には木にしか見えません。
やっぱり、見えるってすごいことです。

出来ない事は眩しいほどの輝きをもっています。いま素敵なものができあがる予感に満ちています。

建てていらっしゃるお寺を見に行くことを想像して、一人ワクワクしています。きっとヒバの良い香りにつつまれているんだろうな。

つみき設計施工社さんのブログ
http://ameblo.jp/qproject

<大工さんに教えていただいたこと>
檜葉(ヒバ)「明日はヒノキになろう」の意味でアスナロ(翌檜)とも呼ぶそうです。
なんだか前向きな名前も持っているし、香りがまるで林檎が実の形になってきたころのそれです。大好きになりました。

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