- 2010-04-24 (土) 11:42
- 100人で学びあえるメソッド | WORK
名刺ワークショップについて書きましたが、私はこの型紙をつかって
[ワークショップをつくる]という授業をしました。
名刺ワークショップの型紙は下記にありますので
ご自由にお使いください。
http://www.miyabaramika.com/archives/233
100人で学び合えるメソッドの背景にあるのは、学びの効率です。
90分×15回の授業で先生が一生懸命に話したと思っていても、学生さんにとって眠くて退屈なだけの授業で終わってしまったら、お互い幸せではありません。
自分から学ぼうと思ったり、興味をもったり、人に影響されたり影響したり、そんなメソッドがあると思います。どんなに人数が多くても。(ちなみに登録者は170人でした。)
それに私の知識や経験を言語化しても、とても学生さんに満足してもらえるような知を披露することができません。
そう思うのはわたくしが高校卒業後4つの学校に行って様々な先生の授業を見たことに原因があります。90分の授業を価格にすると、そこらへんの英語教室よりも高い授業料になります。
そこにいるだけで学歴にはなります。しかしわたしは学歴にあまり価値を感じません。
先生が何を提示するかはシビアに見ていました。そのときの私に恥じない学びをつくりたい。そんな思いが強いのです。
本で学べること、先生の講義で学べること、体験して学べること、学生同士が学び合える学び。数字で出せる効率ではありませんが、眠さを我慢するような場はもったいないと感じます。
学生も私も一緒になって考えられる学びのメソッドをつくっていけたらと思っています。
本題の授業内容はこんな流れです。
・名刺ワークショップの振り返り
(特徴的なレポートを見せる+前回授業に参加していない学生に説明する形をとりながら学生さんにやってもらいます。)
・ワークショップショップとは何か。
・こんなワークショップがありますよの紹介。
・おすすめの本の紹介
・グループわけ:1グループ5,6人
(できるだけ友達同士にならないように工夫したほうが、うまくいく可能性があがります。)
・私が考えた名刺ワークショップ案(例)
グループごとに下記を考えてもらい紙に書いてもらいます。
1.コンセプト
2.やり方
3.振り返り方法
振り返りの方法を考える理由は、客観的な視点をもつことにあります。
その視点がもつと、盛り上がりだけでなく本質をつかみやすくなります。
・途中でも良いのでマイクを持って、コンセプトの発表
(マイクを使うことで、考えが出てこない他のグループにも良い影響があります。)
・ワークショップ案が完成したグループは
自分たちでやってみます。
出て来たワークショップ案のコンセプトはこんなかんじでした。
コンセプト
・名刺から浮き上がるイメージと本人の第一印象
・名刺のデザインから性格をさぐる
・肩書きから受けるステレオタイプ
・字体・レイアウトからその人のイメージを考える
・つくられた名刺から見る早稲田大学の学生の潜在意識
・自分と他人とのイメージの差異
・2枚の名刺から新しいビジネスの創出
内容と振り返り方法もどのグループも沢山のアイデアが出されていて
面白いものがいろいろとありました。
特徴的だったものをのせました。
名刺から新しいビジネスを考え出す!とっても面白いアイデアです。いろんな人と名刺交換する大人がリアルにこのワークショップをやったとしたら!妄想は膨らみます。
今回の授業で名刺の肩書きで一番多かったのは、レストランの店長だと感じました。本当に100枚の名刺を分類したら、潜在的な希望が見えてくるかもしれません。遊びとして、つくって欲望を計る方法もあるかもしれませんね。
制限されたもので新しいものを作り出す。
視点をどこにおくか、ものをどのように扱うか、人はその時何を感じるかなど
自分たちでモノも視点も道具もつくっていく。
そのときに自分だけでなく他者とアイデアを出し合い、ぶつかったり共感したりしながらかんがえられる場が100人で学びあえるメソッドの基本構造になっています。
フランスに住んでいるエッセイストの女性がラジオで言っていた、素敵なことばがあります。
「あなたとわたしはちがうのよ。あなたとおなじようにね。」
同じ名前の人物の名刺が100枚集まったところを想像してみてください。
それは、それを作ったひとたちの個性のかけらになります。
そのかけらを使って何をするか考える。それが名刺でワークショップをつくることです。
写真をとっていたらピースをしてくる学生さんが何人かいました。お茶目さんですね。ふふふ。
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