声なくても質問

r0011647

ネットで世界の見え方は変わったし、多くのものが変化している。私はいまだに変化していないものを、ずっとどうにかしたいと思っていた。その名はパネルディスカッション。知識も経験もある人かが集まって意見を言うのにかみ合っているのを見たことがない。それに、その時の質問者は、いつもとんちんかんな意見を言うと相場がきまっている。だから誰も手を上げない。(斎藤孝さんの『質問力』にどうしてそうなるかが書かれてた。)

ネットで人と繋がるのに慣れた世代が、リアルな場での振る舞いや感じ方もちがうのは当然だ。せっかく、人が集まっているというのに何も生み出すことがないなんて、もったいないと思っている人はおおいはず。何よりも自分がその場にいて有益だと思えない時間はもったいない。有名人にあって満足できるのは一瞬だろうし。

いろいろな場で声の小さい人の意見は潰されるし、声を出さない人の意見はないものにされる。これを変えたい。

早稲田大学で、「メディア・プラクティス論」という授業をさせてもらっている。その授業でためしにケータイで意見をあつめ、それをひろいさらに話をすすめる、ケータイ参加型の授業をしてみた。

100人の意見を集め参加しながら進んでいく授業の熱気はいままでに感じたものがないものだった。もちろん、目の前にいるのだから意見は手をあげていえばいいという意見もあるし、違和感を感じる学生もいる。(10人弱)

素直に意見が言えるとか、手をあげる勇気がないので意見が言えてうれしい、授業に参加している感じがして良いというのが大多数だった。

これをうけて、杉本さんに無理を言って一晩でソフトを作ってもらった。その名はHototogissです。ホトトギスから来ているみたいです。鳴かぬならなんとか〜からきているのでしょうか。

ゲスト講師の鷲尾和彦さんも快くこの試みを承諾していただいて、授業は今までに体験したことがないものでした。100人の学生さんたちが次々に送ってくる意見や共感や質問を瞬時に反応しながらテーマや方向性も決めていく。

誰も答えを知らない。そこに面白さがあるのだと思います。個人が変えていける場の可能性をみました。

杉本さんのブログ
http://www.sugimototatsuo.com/archives/94

“声なくても質問” への 2 件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です