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肯定する骨

「ぞ、う、さ、ん!」
言葉をまだ話しはじめたばかりであろう子どもが
死産した像の標本をみて、指さしながらなんどもそう叫んでいた。
私にとって目の前の物体は死んだゾウであって、ぞうさんではない。
こどもの声を聞いてそのことに気がついた。
その子どもの父親は、目の前に広がる大きさも形も違う骨たちの
もとの呼び名を子どもに教えていく。
「くじら」「うし」「さる」骨たちはその美しさを誇らしげに、答える。

死が電車の人身事故のアナウンスからしか感じられない東京に住んでいる。

私の骨も美しいと感じだ。

「命の認識」東京大学総合研究博物館

http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html

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