おまえそんなこともしらねえのか?

杖を入れる袋を探して1年、本日とうとう自転車でも運べる袋が完成しました!

私は杖道の一式を妹から譲り受けました。妹からもらった袋は肩からかけられず自転車では稽古に持っていけませんでした。本当は自分の杖で稽古をしないといけないのに、ずっと先生のをかりていました。

今日たまたま見つけた近所の手芸屋さんのおじさんに、袋に紐をつけることができるかと尋ねると。「おまえそんなこともしらねえのか!」眉間にシワをよせて言います。こんなときは素直に「はい、そうなんです。」と答えることにしています。

言葉は不思議です。額面通りにとればバカにされたとか、なにこの人ってことになったりします。私はこういうマニュアル化されない人間が大好きです。説教するってパワーも愛情も必要です。

「それはな〜、これとこれでやるんだよ。わかったか?!」

「わかりません。どうやってつけるんですか?」

「おまえミシンもってないんか?」

「はい」

「最近のわかいもんは・・・、俺の妻の店が洋服屋だから袋をもってそこで聞いてこいよ。」

「は〜い。」おやじさんはもうあきれてニコニコ笑っています。

杖を持っておじさんの妻の店に行くと、にっこりとわらって「聞いてるよ〜。」といろいろ親切に教えてくれます。「これは手縫いだね。こう返し縫いをして。」「あの〜返しぬいってなんでしたっけ?」「これよ〜」ちくちくぬってくれます。「あ〜家庭科で習いました!」

紐と道具を買いにおやじさんの店にもどると「めんどくせえなぁ」と言いながら丁寧にビスを打ってくださって完成しました。縫うのは私には無理だと判断されたみたいです。

作業しながらおじさんといろいろな話をしました。なぜスカートのファスナーは左についているのか、わかいころの仕事について、効率を追う時代について、故郷について、奥さんとの出会いについて。

終わったあとに写真を一緒にとりましょうよ〜と言うと、ちょっと待ってくれといいます。何かとおもったら髪をとかし上着をぬぎました。これでよしと満面の笑みです。でも写真ではこの顔・・・不器用な人なんだな〜。ふふふ。

ネットではこんな面白いコミュニケーションをつかむことはまだできません。人間が進化したり、面白い技術ができて、いつかできるようになるのかな。

刺のある言葉だけど情がある、なんてのを一言で判断できるようになったりするのかな。

“おまえそんなこともしらねえのか?” への 2 件のフィードバック

  1. こんにちは。千葉杖道会の笠原です。
    鹿島合宿ではお世話になりました。覚えていらっしゃいますでしょうか??

    ネット検索していたら、たまたま見つけてしまい、
    読んでしまい、書き込みをしている自分がいます。

    このようなコミュニケーションをとれる方をうらやましく思います。
    私だったら、すぐに怒ってしまいそうです(笑)。

    また今度、稽古場等でお会いできると嬉しいです。
    どうぞよろしくお願いします。

    地震は大丈夫だったでしょうか・・・。

  2. こんにちは。合宿ではお世話になりました。
    杖道を始めるてから、人との間合いが変わりました。
    斬りかかってくるまで、動かないという心でいると怒らずにすむんだな〜と自分を観察しています。

    また稽古でお会いできるのを楽しみにしています。

    地震はゆれましたが、大丈夫でした。千葉の沿岸部などはまだまだ心配ですね。

    自分に何ができるか考えると、自分の小ささを自覚せざるおえませんが
    みのまわりのことからできることを探したいと思います。

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