三日月が笑う

私が苦手なのは目を合わせない動物です。もうこりごりです。
彼らはとてもやっかいです。
山羊の目は三日月が寝そべったような目をしています。
散歩に出かけるとスキップしたり崖に登ったり、車に乗ったり私のケータイのストラップを食べたり、林檎を10個ほど盗み食いしたり…。悪行をくりかえしています。
先日雪のなか、散歩に行くと庭の新芽を食べていて巣に入りません。「ゆき!おいで!」叫んでもムダです。しかたがなく近くまで行って首輪を引っ張っても、動きません。4本足の巨体は押しても引いて動かず、お尻を叩いてもびくともしません。
雪の極寒のなか山羊と30分間格闘していると涙が出てきました。
そんな私を見ていた犬のトラが、山羊を巣にいれるのを手伝ってくれました。
困っていると助けたくなるのは本能なんですね。

巣に入った山羊がこちらを見てクスっと笑った気がします。
たまに来る人間の言うことなんか聞けるか。そう思っているに違いありません。

さきほどから家のなかにいる私をずっと「メ〜ッ」と呼び続けています。散歩は夕方だし、ご飯は沢山もらったのだから反芻でもしていてください。

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