まだ映像を素人が編集して人に見せるなんて、誰も考えていなかった時代に始まった東京ビデオフェスティバル。昨年ビクターの手を離れました。今年からは市民の手で…なんて言っているけど、市民って誰のことっ?!そんな人見たことないよ。
ここのNPOの理事の役職をもらっているくせに、いつものように斜めに見ていたら表彰式の司会の役がまわってきた。
何がコワイってここの審査員しているおじちゃんたちが(失礼!)ひとくせもふたくせもあることなんだよね。
まっとうで誠実でちゃんとモノを作ってきたひとたちだから、慣例のようにとか、考えない適当な言葉を言ったとたん怒られそう。
私は彼らに始めてあったの二十歳のとき、受賞者という立場で壇上に上がった私に「この作品を評価するか大変もめました。私はいいと思ったが、まったくひどい作品だと言う審査員もいた。」と言われたのだ。
私は褒められるとばかり思っていた、まさか表彰式でそんな本当のことを言われるとはゆめゆめ思っていなかった。たしかに今考えるとその意味がわかる。自分の祖母についてのドキュメンタリーで、寝たきりの祖母に対して愛情とも憎しみともとれる視点で撮っている。(はず、過去の作品は見ないことにしている。)
壇上の私は若気の至りでムッとしたが、後に東京ビデオフェスティバルが素晴らしいとわかった。それは他のコンテストなどで表彰式に出てからだった。
作品を決める真剣さ、未来をみつめた姿勢、表彰式でスタッフみんなが作品を見ていて一言伝えたいと思っているコンテストは他にはなかった。その後何回か賞を頂いたが、やはりその真剣さは変わらなかった。
そんなご縁のフェスティバルだけど、私は密かに企んでいることがある。映像を選ぶことに(審査)長けているこのフェスティバルとネットでの映像の評価を結びつけられないかと考えてる。
審査員のみなさんはほぼ全員ネットを信用していない(と思う)。だけど、彼らが夢見てきた「誰もが映像を使って自分を表現し、それをみんなで見る」ことがネットによって更に可能になった。今だからこそ、彼らのエキスをその舞台となる世界にも入れたら面白いと思うわけです。
ネットの映像の評価もまだ定まっていないし、今やるべきだと思うのです。はい。
私は市民という言葉に輝きを感じる世代ではないですが、意図するメッセージは共感できます。
ようは表面ではなく、中身が共感できればいいのです。
それと同じように映像の評価をネット関係者や映像制作者と一緒にディスカッションできる場をつくりたいと思っています。
いや〜そんな事よりも、まずは司会で失言をしないようにしなくては。
市民がつくるTVF プレ・イベント
開催日時: 2010年1月30日(土) 9:30〜18:30
会 場: 日本工学院専門学校 蒲田キャンパス デジタルシアター
東京都大田区西蒲田5-23-22
http://www.neec.ac.jp/access/index.html
主 催: NPO法人市民がつくるTVF
特別協賛: 日本工学院専門学校
協 力: 星の降る里芦別映画学校
西山洋一/三浦菜穂子(ホームページ制作)
いずみ窯(トロフィー・楯制作)
プログラム:
●入賞作品上映会 (開場9:15)
9:30〜 入賞作品15本を一挙上映 (解説:小林はくどう氏)
●発表・表彰式
14:00〜 「優秀作品賞」の発表・表彰
15:00〜 「ビデオ大賞」の発表・作品上映・表彰
●審査委員によるトークフォーラム
16:00〜 審査の過程で話題となった事などが語られます。
出演:羽仁進氏、高畑勲氏、椎名誠氏ほか、(進行:下村健一氏)
○交流会&NPO発足記念会(スエヒロ学食) ※会費制 3,000円程度(当日受付で集めます)
17:15〜18:30 作者のみなさんや審査委員との自由な語らいの場です。
http://tvf2010news.sblo.jp/article/34431428.html
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