落花生

記録欲求の遺伝子があるとしたら祖父と父と私はそれを持っている。亡くなった祖父は8ミリフィルムと写真と日記、父はビデオカメラ、私はカメラと文。基本的に記録することが楽しいのだ。

父が作った落花生が珍しくかわいいから撮れと遠くから叫ぶ。落花生のなりかたは少し変っている。花が咲きそれが地面について実になるのだ。でも、最終段階を見てもそれはわからない。まるで過去を消し去ったかのように。

父がお茶の時間に間に合うようにと茹でてくれた落花生は甘く、いつも食べている落花生と同じだとは思えなかった。

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