杖道の一年生

美しいものを目にするとつい自分のものにしたくなるものです。美しい立ち姿や動きマスコミからのイメージとはまったく別物の遺伝子に組み込まれたような、美への欲求が杖道をする私の動機だといま思っています。

先日始めて杖道の昇段試験をうけてきました。わたしはほめられることは好きですが誰かに評価されることにあまり価値を感じることができません。そんなひねくれものの私が楽しんで受けるはじめての試験です。

はじめて会った60代の男性と組んで制定型の一本目から三本目までが課題です。(着杖、水月、引提)この男性の迫力に一瞬のまれそうになります。身長も高く体格もがっしりしていて、いままで練習してきた相手とはまったく違うタイプです。自分の身体と心を信じる、ストンと気持をそこに落として短い間練習をして本番です。

本番がなんと10分早くはじまりました。理由は全員がそろったから。わたしはこれを聞いてわくわくしてきました。いまのルールにがんじがらめにされ、びくびくして自分の責任で行動できない社会のなかでは奇跡のように感じました。こんな素敵な運営なら、試験も絶対楽しい。

この出来事のおかげで程よい緊張を楽しみならが本番にのぞむ事ができました。おかげさまで合格することができました。組んだ男性に後で聞くと、居合を30年やってきたそうです。それは迫力があるはずです。

頭で考えて身体が伴わない不器用なわたくしを指導してくださった山口先生、本当に感謝しております。これからもよろしくお願いします。

杖道は女性と男性の区別がありません。大学生も高齢者も外国人も、みんな同じ土俵の上に上る事ができます。

そして美しさは人それぞれなんだと、みなさんをみていて思いました。

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